ところで、中学校はどんな感じなんでしょう?だいたい2つ3つの小学校が1つの中学校に進学するみたいな感じだと思うのですが。
東大阪市のページに、通学区域一覧がありました! http://www.city.higashiosaka.lg.jp/0000007329.html
ここから、小学校と中学校の対応CSVファイルを作ります。
<通学区域.csv>:
syo,cyu 縄手小学校,縄手中学校 上四条小学校,縄手中学校 枚岡東小学校,枚岡中学校 枚岡西小学校,枚岡中学校 ・・・通学区域データは文字列のみなので、csvtファイルは作らなくていいです。
通学区域ファイルを「デリミティッドテキストレイヤを追加」で読み込みます。
通学エリアのジオメトリを持っているのはho_SchoolDistrictなので、こっちのレイヤに通学区域データをくっつける。
レイヤプロパティを開く→結合タブ→[+]→通学区域/syo/NAME→[OK]
属性テーブルを見ると、進学する中学校のデータが入っている。
小学校の校区を中学校名で合体させたいが、結合しただけのファイルの項目では合体できないので、名前をつけてファイルに保存する。
これは中間ファイルなので、名前は適当でOK!この後結合を実行したら必要なくなるファイルです。
形式:ESRI Shapefile
名前:ho_middleSchoolDistrict
エンコーディング:SJIS
CRS:プロジェクトCRS
「保存されたファイルを地図に追加する」にチェック
通学区域レイヤはもう必要ないので削除する
メニュー[ベクタ]→空間演算ツール→融合
融合ダイアログが開く
入力ベクタレイヤ:ho_middleSchoolDistrict(小学校の校区と、進学する中学校名が入ったファイル)
融合フィールド:通学区域_c(進学する中学校名)
出力シェープファイル:ho_midSchoolDistrict(新しく作られるファイル)
「結果をキャンバスに追加す」るにチェック
中学校校区のファイルが完成
もう必要ないので中間ファイルをプロジェクトから削除。
蛇足ですが、本気でいらないファイルはこまめに消しておかないと後でわけわからなくなるよーということで、エクスプローラーで本体も削除。
できたファイルの属性テーブルをみてみる。
項目名がわかり辛いので修正する。また、中学校名以外は、ひっつけた小学校のどちらかの名前が適当に入っているので消してしまう。
プロジェクトを保存して、一旦閉じる(「閉じる」ボタンが見当たらないけど「新規プロジェクト」を開けば現在のプロジェクトは閉じます)
OpenOffice Calcを立ち上げて修正。
プロジェクトを開き直す。
体裁を整える。小学校の校区が見えるように、スタイルを「塗りなし:線太め」に変更。
中学校の校区を見ると、あの巨大小学校が周囲の大小学校、中小学校を飲み込んで、1つの中学校になっています。 どんだけすごいんでしょうか!
そして、町中の小学校はあいかわらず少人数で、ちまちまとくっついています。
こうなると、中学校の規模も知りたくなってきました。
中学校の生徒数は、児童数と同じレポートに書いてあったのでOKです。
が、中学校の位置データが見つかりません。。。(´Д⊂グスン
小学校の位置が表示されてるんだから中学校の位置も表示したいです。(´Д⊂グスン
そこで、東大阪のHPで中学校の住所を一軒一軒調べて、そこからグーグルマップで座標を調べて、csvデータを作りました。
(※一応、作ったデータを載せておきますが、間違ってても責任は負いません)
<ho_setosu.csv>:
name,setosu,addr,lat,lng 枚岡中学校,768,東大阪市箱殿町8‐25,34.6710067,135.6430614 若江中学校,549,大阪府東大阪市若江南町5丁目1‐10,34.6511122,135.6012459 小阪中学校,608,大阪府東大阪市宝持1丁目7‐5,34.6565806,135.5870226 俊徳中学校,211,大阪府東大阪市荒川2丁目32‐40,34.6586227,135.5671614 長栄中学校,404,大阪府東大阪市長栄寺12‐30,34.6672269,135.5700746 盾津中学校,1108,東大阪市新庄南1番33号,34.6869597,135.6051035 柏田中学校,286,大阪府東大阪市柏田西3ー11ー28,34.6439278,135.5648554 弥刀中学校,398,大阪府東大阪市近江堂3丁目4‐27,34.6459,135.5870964 高井田中学校,325,東大阪市高井田中5‐2‐5,34.6771325,135.5688542 意岐部中学校,300,大阪府東大阪市御厨東2丁目9‐45,34.6677776,135.5952129 池島中学校,323,大阪府東大阪市池島町3丁目10‐1,34.6526286,135.6299085 英田中学校,908,東大阪市吉田本町1‐6‐10,34.6726337,135.6222132 金岡中学校,202,大阪府東大阪市金岡1丁目23‐9,34.6419944,135.5799402 縄手南中学校,504,大阪府東大阪市横小路町3丁目12‐5,34.6448101,135.6415778 縄手中学校,329,大阪府東大阪市南四条町3‐26,34.6559866,135.6407099 石切中学校,772,大阪府東大阪市中石切町4丁目10‐3,34.6889009,135.6456775 縄手北中学校,328,大阪府東大阪市河内町1‐1,34.6659614,135.6442555 花園中学校,670,大阪府東大阪市玉串町西1丁目4‐52,34.6566177,135.6155104 太平寺中学校,189,大阪府東大阪市太平寺2丁目1‐39,34.6556567,135.5692633 玉川中学校,620,大阪府東大阪市岩田町1丁目16,34.6642464,135.6122622 長瀬中学校,356,大阪府東大阪市大蓮北4丁目7‐43,34.6382125,135.5706646 盾津東中学校,718,東大阪市川田3‐2‐26,34.6897067,135.6246709 楠根中学校,643,大阪府東大阪市稲田本町2丁目6‐34,34.6855731,135.5806595 新喜多中学校,492,大阪府東大阪市新喜多2丁目5‐32,34.6738974,135.5746107 孔舎衙中学校,708,東大阪市善根寺町1‐6‐1,34.6984842,135.651555 上小阪中学校,457,大阪府東大阪市上小阪2丁目6‐5,34.6544224,135.5818582
作ったファイルをQGISで読み込みます。
[レイヤ]→[デリミティッドテキストレイヤを追加]
ファイル名:ho_setosu.csv(さっき作ったファイル)
ジオメトリ定義:ポイント座標をチェック
Xフィールド:経度
Yフィールド:緯度
[OK]クリック
ファイルが読み込まれ、中学校がてんてんで表示されました
このままだと意味不明なので、いつもの通り、レイヤのプロパティを開いて、 スタイルやらラベルやらをいじります。
それから、レイヤの名前がこのままだとわかりにくいので、わかりやすく変更しておきます。
レイヤプロパティで、[一般情報]タブ→レイヤ名を変更(レイヤ名を変更すると表示名称も変わります)
レイヤ名を変更すると、レイヤプロパティ[結合]でくっつけてる項目は、名前が変わってしまうので、 参照できなくなります。
今回、ho_SchoolDistrictの表示で、ho_SchoolのJIDOSUを参照しているので、表示がおかしくなってしまいました。
これをもう一度設定しなおします。