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アスワン ファルーカ(舟遊び)  2005.07.28

  ツアー全員(35人+2人)が一艘のファルーカに乗りこんで、舟遊び!
  ファルーカの船頭さんたちはみんなヌビア人なんだそうです。
  わたしたちの舟を操るのは結構若そうな船頭さんと助手の男の子。ひょっとしたら中学生くらいかも。
  最初はツアーの乗客たちがそれぞれに談笑していましたが、
  帆が風をはらんで舟が順調に滑り出すと、船頭さんがタンバリンみたいなんを出して叩き始めました。
  すると、助手の若い男の子が手拍子を打ちながら、「ウー・ア・レーレ!!」と歌いだします。
  みんなが「ウー・ア・レーレ!!」と歌いだすと、みんなに立ち上がって腕を組むよう指示。
  舟の上でダンス大会が始まりました!
  男の子の歌と踊りにあわせて足を振り上げて、足踏みして踊ります。
  すっごい楽しかったよ!!
  舟、丈夫やねんなあーって感心した。www
  でも、舟の屋根のビニールシートがあたるんで、みんな腰をかがめたまま、かなりつらい体勢で踊っていました。^^;
  ヌビアの歌と踊りが終わった後は、多分助手の子から「日本の歌を歌ってください」とリクエスト。
  陽気なおばさん4人組が「じゃあ、歌います!」と名乗りを上げて歌っておられました。かっこいいです。
  思わぬところでヌビア族の人と一緒にダンスを踊ってしまいましたよ。
  感無量です。・゚・(つ∇<*)・゚・

  ヌバに対する想い。
  それはわたしが大学生の時。
  わたしは1冊の写真集と出会い、ひとめで恋に落ちました。
   「The Last of the Nuba」Leni Riefenstahl
  これの日本語版です。発行はPARCO出版。
  しかし、お値段がすさまじかった。5000円。・゚・(つД`)・゚・ ウワァァァン
  その頃、マクドのバイト代が、確か1時間400円くらいでした。
  ♪高杉〜高杉〜ぃぃぃ高杉〜
  でも、欲しくて欲しくて。涙がでるほど欲しくて。
  たっぷり1時間くらい悩んだ末、お財布をひっくり返して、帰りの電車賃だけは確保して、ふらふらしながら買って帰りました。
  わたしが生まれて初めて買った写真集です。
  何よりもわたしが魅せられたのは、中に数枚載っていた化粧するヌバの写真でした。
  その後しばらく、わたしが全身に化粧する裸の人物の絵ばかり描いていたことは、言うまでもありません。
  中の文面を読むと、この写真を撮った人はレニという女性で、元舞踊家であり、
  彼女はヌバのダンスに魅せられてこの写真集を撮ったのだということが書いてありました。
  ヌバのダンス!!!!!(*゚ ∇゚ )
  確か、めちゃめちゃジャンプすると書いてあったと思います。
  それはいったいどんなものなのか。
  わたしは、いつか、ヌバの集落に行って、その踊りを見ることができるだろうか。
  アートな化粧を施して、空高く舞い上がり踊るヌバの絵を、いつか描いてみたい!!
  ・・・と、そのときのわたしは夢に描いたものでした。

  まあ、そんなこんなで想い入れのあるヌバですが、
  実はエジプト旅行を決めたときも、ガイドブックに「ヌビアの村」と書いてあるのを見たときも、
  なーんも思わんかったんですよー。ヌバのことなんか、全然忘れてました。
  それが、ファルーカに乗って歌って踊りだしてしばらくしてから、突然、
  「ひょっとして、ヌビアってヌバちゃうん?!」と、閃きました。(笑)
  しかし、時すでに遅し〜。
  思い出してから動画撮ろうと思ったんだけど、電池も容量も残ってなかったです。一生の不覚!!・゚・(つД`)・゚・ ウワァァァン
  ビデオ撮るのが趣味っておっしゃってた十河さんの連絡先、聞いておけばよかったなあー。
  まあ、聞いたからってダビングしてもらえるとは限りませんけど。^^;

  【追記】
  と、ヌバについて熱く語ったのですが、
  ぐぐってみたら、なんか、ヌビアはヌバとは別みたい。 ガ━━━━ΣΣ(゚Д゚;)━━━━ン
  激しく勘違いっぽい。il||li _| ̄|○ il||li
  でもせっかく書いたんで、残しとこー。(;;;^∇゚)b グググ・・・バッジョブ!!
  ああ、急激にヌビアに対する興味が薄れていく〜〜〜。


通りすがりのファルーカ。お客さんは2人だけでした 帆を開き始めました ヌビア人の船頭さん
帆が開きました ガイドさんとお話する人々。ツアーの女の人たちは、結構、みやげ物屋で布を買って被っておられました 風がええ按配に吹いています 通りすがりのファルーカ
帆の影が岸辺に落ちます 歌を歌ってお金をもらおうとする少年たち。ファルーカは結構な速さで走ってるのに、突然ガツン!と横付けしてきたのでびっくりしました 誰も財布を開けようとしなかったのですぐに去っていきました。^^;
豪華客船。3日かけてルクソールからアブシンベルまで行くそうです 後ほど歌って踊る、助手の少年
船頭さんがタンバリンみたいなんを持ち出しました。この後、大ダンス大会になります 陽気なおばさん4人組 ナイルに落ちる太陽を背に 通りすがりのファルーカ なんかそこらへんの岩にもこういうのんが彫ってあったんだけど、古いものなのか、最近彫ったものなのか、不明
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