ダウンロードしたら、「設定」→「ソフトウェアの追加と削除」でサクサクッとインストールしましょう。
残念ながら zip 形式のアーカイヴなので、 unzip 等で解凍する必要があります。
unzip は CUI 上のコマンドなので、ターミナルが無いと起動することが出来ません。
「アプリケーション」→「ターミナル」等でターミナルを起動して、 unzip しましょう。1. libsdl をインストールする
snes9x は libsdl が無いと動きません。予めインストールしておきましょう。
阿川さんのサイトで ipk 形式のパッケージが公開されています。
既に znester や zgnuboy をインストールしているので libsdl もインストール済みだよ〜ってな方も、最新版にはしときましょう。
2. snes9x をインストールする
snes9x はend.さんのサイトで代理公開されています。
Zaurus Software Index から ipk を取ってきてインストールしましょう。
SL-C760(C750も?) にはデフォルトではターミナルが入っていませんので、
添付の CD-ROM から qpe-terminal-ja_1.5.0-3_arm.ipk を取ってきて、インストールしましょう。
#ちなみに別のターミナルソフトでも良いです。
まずは、以下の書式で zip ファイルの内容を確認しましょう。
# unzip -l ダウンロードした snes9x の zip ファイル名
snes9x のダウンロード時に特にダウンロード先を指定しなかった場合、
本体メモリなら /home/zaurus/ 、SDカードなら /mnt/card/ 、CFカードなら /mnt/cf/ 以下の、
Documents/application/zip/ にダウンロードされているはずです。
$ unzip -l /mnt/card/Documents/application/zip/snes9x-030713.zip Archive: /mnt/card/Documents/application/zip/snes9x-030713.zip Length Date Time Name -------- ---- ---- ---- 940907 07-13-03 13:06 snes9x 485 07-13-03 13:47 CHANGES.TXT -------- ------- 941392 2 files |
解凍する時の unzip の書式は以下の通りです。
# unzip ダウンロードした snes9x の zip ファイル名 -d 解凍先ディレクトリ名解凍先ディレクトリ名は、容量に余裕があれば、別にどこでもいいです。下記の例では /home/zaurus/ に解凍しています。
$ unzip /mnt/card/Documents/application/zip/snes9x-030713.zip -d /home/zaurus/ Archive: /mnt/card/Documents/application/zip/snes9x-030713.zip inflating: /home/zaurus/snes9x inflating: /home/zaurus/CHANGES.TXT |
#ちなみに解凍作業は、 Windows 上で行っても良いです。
これで解凍は出来ましたが、このままでは snes9x は実行出来ません。
このファイルを実行出来るように設定する必要があります。
chmod コマンドでファイルに実行権限を付けます。 ls コマンドで変わったことを確認しておきましょう。
$ chmod 755 /home/zaurus/snes9x $ ls -l /home/zaurus/snes9x -rwxr-xr-x 1 zaurus qpe 940907 Jul 13 13:06 /home/zaurus/snes9x |
$ /home/zaurus/snes9x -win /mnt/card/snes/hoge.smc |
#ちなみに CHANGES.TXT( Shift-JIS で書かれています) は読んでおいた方が良いですが、 snes9x の実行には不要です。
ここからはスーパーユーザで作業を行います。
su コマンドでスーパーユーザになります。
$ su - |
コマンド名だけで実行可能にするには、 snes9x が下記のいずれかのディレクトリに置かれている必要があります。
/home/QtPalmtop/bin, /root/bin, /bin, /sbin, /usr/bin, /usr/sbin, /usr/local/bin推奨のディレクトリは /usr/local/bin です。 mv や cp 等のコマンドで移動・コピーを行います。
# cp -ip /home/zaurus/snes9x /usr/local/bin/ # chown root /usr/local/bin/snes9x # ls -l /usr/local/bin/snes9x -rwxr-xr-x 1 root qpe 940907 Jul 13 13:06 /usr/local/bin/snes9x |
これで作業は終了です。スーパーユーザモードから抜けます。
# exit |
これでコマンドとして snes9x を実行出来るようになります。
$ snes9x -win /mnt/card/snes/hoge.smc |
そうそう、 save ディレクトリを作るのを忘れていました。このままではゲームの途中経過が保存出来ません。
save ディレクトリは ROM が格納されているディレクトリと同じ階層に作成します。
以下では mkdir コマンドで作成していますが、ファイルメニュー等から作成しても良いです。
$ mkdir /mnt/card/snes/save/ |
ipk なので、ダウンロードしたら、「設定」→「ソフトウェアの追加と削除」でサクサクッとインストールしましょう。
3. ZEmuFrontEnd Ex をインストールする
snes9x を楽しむ際に、いちいちターミナルをQVGAで起動するのは面倒です。
山下 真一さんのサイトで公開されている統合ランチャー ZEmuFrontEnd Ex をインストールすれば、楽チン起動が可能となります。
※ ZEmuFrontEnd を導入済みの方は、先にアンインストールしておくのを忘れないようにして下さい。
おまけ1. znester もインストールする
libsdl、 ZEmuFrontEnd Ex をインストールしておけば、
ファミコン用エミュレータ znester も ipk 形式のパッケージをインストールするだけですぐ使えるようになります。
阿川さんのサイトからダウンロードしてきて、
「設定」→「ソフトウェアの追加と削除」でこれまたサクサクッとインストールしましょう。
おまけ2. zgnuboy もインストールする
libsdl、 ZEmuFrontEnd Ex をインストールしておけば、
ゲームボーイ用エミュレータ zgnuboy も ipk 形式のパッケージをインストールするだけで同様に使えるようになります。
阿川さんのサイトからダウンロードしてきて、
「設定」→「ソフトウェアの追加と削除」でまたまたサクサクッとインストールしましょう。