SL-C750ファーストインプレッション



 と、言うことで、神戸のテックランドヤマダ本店にて、一足早く、SL-C750の実機が展示されてます。
 馴染みの店員某T氏に許可を頂き、出来る範囲で色々と触ってきましたんで、そのレポートをば。



・もっさり

 まず、何よりも皆が気になるであろう、アプリケーションの起動時間ですが、完全にもっさり解消か?と言うと、まだ起動時に一拍置くくらいの感覚は残ってます。
 そういう意味では、敢えて完全に解消されたとは言わない方が良いのかな〜と。
 多分気になる人は、まだまだ気になるんじゃないかな?ってレベルだとも思いますんで。

 ただ、起動時間自体は、確実に早くなってます。
 つか、ふつーのパソで Excelとか立ち上げるのと、どっこいどっこいくらいってな、待ち時間かと。

 もっさりを感じる時間ってのは、個人差ありますんで、一概にどうとは言えませんが、個人的にはこれぐらいなら、まぁ我慢出来ないこともないかな?ってなくらいのレベルにまでは高速化されたと思います。

 でもそれ以上を求めるのなら、今回はむしろ積極的に高速起動を活用するのが吉かと。
 高速起動に関しては、要するにメモリ上に常駐するわけで、メモリ不足が心配になるとは思います。
 実際、C700は、あんまり無茶させるとネフロよく落ちましたしね(苦笑)。

 ですが、今回はメモリかなり増強されましたんで、少々常駐物増やしても、大丈夫っぽいです。

 と言うことで、ちょっと試してみましょう。
 標準で入ってるアプリ中、高速起動のチェックつけれるもの全てにチェックを入れた上で、標準アプリを全て起動。
 さらに、NetFrontで窓を四枚開いて、SVGAサイズのJPG同時表示させて、さらにバックでMP3を再生なんて、無茶してみました。


アイコンの山(笑)

 スクリーンショットだけなんで、何ですが、MP3の音切れとかも無く、まるで問題無く動作してます(^^)。

 こうなると、逆にまだ一部、高速起動に未対応のアプリが残ってるのが残念になります。
 特に、仕事用途で使う分には外せないであろう HancomSheet が未対応なのが痛いですな。

 ここらへん、高速起動の可否と標準搭載のアプリについては、下の表にまとめときました。

HOME画面の標準アプリケーション
アプリケーション高速起動の可否
カレンダー
アドレス帳
ToDo
メモ帳
メール
NetFront
Music Player
Movie Player
Hancom Sheet不可
Hancom Word不可
プレゼンテーション
イメージノート
ブンコビューア不可
ボイスレコーダー
電卓
世界時計不可
時計
SharpSpaceTown入会案内
ヘルプ


・ターミナルが無い?

 さて、上の標準搭載アプリの表を見て気付いた方もおられるかと思いますが、何とターミナル(embeddedkonsole)がありません。
 設定画面等も見てみましたが見当たらず、いちお、店側で抜いたりはしてない(店員Tさん談)とのことなんで、今回は標準でターミナルが搭載されていないようです(!)。

 ここらへん、やっぱSHARPとしては、あくまでも PDAとして作って行きたいってことでしょうね。

 まぁ、ユーザーレベルで使う分には、追加でインストールすれば済む話なんで、さしたる問題では無いと思いますが・・・。
 とか言って、本体付属のCD-ROMとかから、追加でインストール出来たりしたら、逆にSHARPを誉めるべきなのかな?と(大笑)。



・MoviePlayer

 今回、SL-C750では、C700で標準搭載されていた MediaPlayerが消え、動画はMoviePlayer、音楽はMusicPlayerと言う2つのアプリケーションに役割分担されました。

 と同時に動画再生は、噂通り、MPEG4に対応しました。
 カタログに記載されている限りでは、パーソナルサーバー「ガリレオ」液晶テレビ「アクオス(B3シリーズ)」、及びポータブルAVプレイヤー「MT-AV1」の三機種に対応とのことですが、実はこいつら、同じMPEG4でも、びみょおにファイル形式違うんですよね。
 そこらへん、きっちり全部対応させてきたのは、凄い偉いです。正に心入れ替えたと言ってもえーかも(爆)

 また、カタログには載ってませんが、以前ザウルスの周辺危機として、発売された MPEG4レコーダー「CE-VR1」 も、アクオスと同じファイル形式(映像=MS-MPEG4、音声=G.726)を使ってます。

 ちなみに、こいつのASF(160x120 15fps)は、FOMAのP2102Vでもファイル名変えるだけで、再生出来る  (参考リンク)んで、我が家の標準ファイル形式になりつつあります(大笑)。

 ちゅこって、P2102Vから、SD抜いて、C750に突っ込むと・・・、問題無く認識。

 肝心の再生品質ですが・・・思いっきりグリグリ動きまくりです。フル画面にしてもコマ落ちとかもぜんぜん無し!(^^)。

 これは、確実に今回はW100のハードウェア叩いてるんでしょうな。
 いくら、元データの品質が(P2102Vで使うの前提にしてるため(^^;)さほど高レートってワケじゃないにしても、MPEG4の処理自体がかなり重いハズですしね。
 ようやっと、C700(750だけど)の本領発揮ってカンジですかあ〜。

 ちゅこって、これでいよいよマルチメディアマシンとしても、光が見えてきました。

 見えてきたんですが・・・。

 今回搭載の、MoviePlayer・・・なんか、MPEG1/2ファイルの再生対応してないっぽいです(爆)。
 で、そもそもMediaPlayerが消えたんで、C750は標準ではMPEG1/2再生不可?。

 いや、ま、ASFこんだけ動いてるんだから、紙芝居同然のMPEG1なぞ、要らんちゃあ、要らんけど・・・。
 まがりなりにも、今まで観れたファイル、観れなくなってるっつーのは、ちょっち(^^;)。

 MPEG1の再生に関しては、阿川さんの成果に期待と言うことで(苦笑)。



 ちゅこって、とりあえず今日(5/23)ちょこっと触った範囲でいくつか書いてみました。  個人的には、動画再生と並んで、ユーザ辞書の登録単語数の制限とかも気になってるんですが、今回は保留。
 つか、店頭展示品にあんまり無茶するワケにも行かないんで・・・。いや、まぁ、自前のメモリカード突っ込んだりしてる時点で、十分無茶してるっつー話もありますが(^^;)。

 とりあえず、笑って見守っててくれた、店員Tさん、いつも有難うございます。
 貴方がいる限り、わたしゃヤマダでSL-C7x0の新機種は買い続けさせて頂きます。m(_ _)m


このページの文責: TAKETYON

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