シャープから「SL-C700アップデートサービスのご案内」として、SL-C700 の ROM バージョン 1.50JP へのアップデートを行った結果を覚え書き程度にまとめてみました。
以下は全て完全消去を行った後、タッチパネル調整、日付/時刻設定を行い、オーナー情報に何も入力せずに行ったものです。
設定のホーム画面より、システム情報を実行した結果が以下の通り。スクリーンショットを取るだけでメモリやユーザーエリアを消費するので、その都度完全消去してから行った。
初期状態で、メモリーは約 10MB、ユーザーエリアは約 30MB の空きがある。バージョン情報は以下の通り。
Embedix Plus PDA バージョン: 2.0 Incorporating: Qtopia for Embedix Plus PDA バージョン: 1.5.4 Compiled by: Trolltech - www.trolltech.com Built on: Jun 8 2003 Linux Kernel バージョン: 2.4.18-rmk7-pxa3-embedix Compiled by: SHARP ROM Version : 1.50 JP
参考として、SL-C700 ROM バージョン 1.20JP のものも採取してみた。
初期状態で、メモリーは約 10MB、ユーザーエリアは約 30MB の空きがある。バージョン情報は以下の通り。
Embedix Plus PDA バージョン: 2.0 Incorporating: Qtopia for Embedix Plus PDA バージョン: 1.5.4 Compiled by: Trolltech - www.trolltech.com Built on: Jan 27 2003 Linux Kernel バージョン: 2.4.18-rmk7-pxa3-embedix Compiled by: SHARP ROM Version : 1.20 JP
1.20JP から 1.50JP で、ユーザーエリアは若干減少、メモリーの空きは若干増加といった結果ですが、事実上はほとんど差異がないと思います。
SL-C700 1.50JP 及び 1.20JP は完全消去を行った後、ターミナルより採取。SL-C760 1.20JP は完全消去を行った後、添付 CD-ROM から SD カードにコピーしておいたターミナルをインストールし、電池を抜いて再起動した上でターミナルより採取。
su dmesg > /home/zaurus/Documents/dmesg.txt
59414D41 さんのサイト「Sharp PDA SLシリーズのページ」の中にある「SLシリーズのdmesg」と比較すると面白いかも知れません。
SL-C700 1.50JP 及び 1.20JP は完全消去を行った後、ターミナルより採取。SL-C760 1.20JP は完全消去を行った後、添付 CD-ROM から SD カードにコピーしておいたターミナルをインストールし、電池を抜いて再起動した上でターミナルより採取。/home/zaurus 及び /home/zaurus/Documents にある *.txt のファイルは dmesg 及びファイル一覧を採取した際のテキストファイルで、完全消去直後には存在しないファイル。
su cd / ls -Ral > /home/zaurus/Documents/files.txt
確かに以前よりも快適になっている気がする。普段は SL-C760 に慣れてしまった為、早いという感覚はないが、以前なら NetFront はなるべく使わないようにしようとしていたが、気軽に使おうという気持ちになれる感覚になった。
あと大したことじゃないけど、所有者情報の誕生日をカレンダーから選択する際、1968 年などの古い年度はカレンダーが表示できなかったが、1.50JP では表示できるようになっている。(2003/09/06 追記)